屋根裏王国物語 第11話【屋根裏堂グランドオープン!】

9月から書き始めたこのブログも今回の投稿でとりあえずひと段落となります。

今後は何かしら書きたい事があればマイペースに書いていくような感じになると思います。

 

さっき何となしにこのブログのアクセスカウンターを初めて覗いてみたのですが、意外にも日々30~50件のアクセスがあって少し驚きました。

(アクセスのしにくさと知名度的に10人かそこいらだろうと思っていたので笑)

恐らくほとんどの方がインスタからわざわざ見に来てくれている方かと思います。

いつもお付き合いいただきありがとうございます。

 

もう少しだけお付き合いください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、これまで屋根裏堂をオープンするまでの流れをざっと書いてきたわけですけれども、今回はグランドオープンとその前日に実施したプレオープンの事を書こうと思います。

 

屋根裏堂のオープン日は2018年5月13日の日曜日です。

その前日の5月12日の土曜日がプレオープン(練習営業)でした。

 

プレオープンの前日。内装diyや、インテリアの配置、面倒な書類申請の手続きやメニュー作り等も終わって、後はひたすらに営業に備えての仕込みや、厨房内やレジ周りの物の配置、そしてひたすらイメトレ→イメトレ&イメトレな時間となっておりました。

 

手伝いに来てくれていた友人にお客さん役をしてもらって、入店→ご案内→注文→調理→提供→身分証の説明→お会計という流れをロールプレイングしていたわけですけれども、何回やってもうまいことハマらず、どうにもしっくりこないまま不安を抱えながらプレオープンを迎えることになりました。

 

 

 

プレオープンは、店前に看板を置く以外、特に大々的に宣伝もしていなかったので、基本的には友人知人で店内は埋め尽くされており、それ以外のお客さんは「たまたま目の前を通りかかって練習と分かった上で入ってくれた懐の深い方」のみでした。

 

何か不手際があったとしてもこの日ばかりは「プレオープンだから仕方ない」という大義名分を掲げることが許される日だった上に「基本的には身内しかいない自分にとってホームな状況」で、さらに前職の同僚が手伝いに駆けつけてくれるという勝利が約束された日でした。

 

そして結果から言ってしまうと、準備不足や自分の想像力の甘さを思い知らされることになりました。

 

実は当日の記憶はほとんどありません。

何かを考えている余裕なんて全くありませんでした。

今にして思えば、慣れない初日にしていきなり満席を体験したわけですから、バタバタして当然だったとは言えます。

慣れてきている今でもいざ満席になるとちょっとばかし大変ですから。

 

とにかく、ありとあらゆる問題点をメモしておきました。

そして、友人たちにもお客さんの立場として気になった事や、改善ポイントを書き出してもらいました。

それらは確か大小合わせて3,40箇所はあったと思います。

 

優しい仲間たちに見守られながらなんとか無理やり乗り越えたものの、こんな状態でグランドオープン何て迎えられるのか・・・?

 

ワクワクして堪らないはずのグランドオープン前日、明日はプレで手伝ってくれた元同僚もおらず、本当に一人で全てをやり切らないといけない。

 

そう思うと正直不安の方が大きかったような気がします。

圧倒的に準備不足だったのです。

 

やってみて初めて必要だと気が付いたアイテムや、食器やグラス、材料の効率的な収納場所。

極めつけは冷蔵庫の配置等、全てを解決しようとするとあまりにも時間が足りな過ぎました。

 

そして迎えたグランドオープン当日。

ものの見事に撃沈しました。

もう笑うしかないレベルのテンパり具合で、例によってあまり記憶がありません笑

 

どれくらいテンパっていたかと言いますと、テンパりすぎて、コーヒーをハンドドリップする時に、ドリッパーの下にサーバーをセットするのを忘れて抽出を開始して、そのまましばらく抽出した珈琲を地面に垂れ流し続けていたところを、客席に座っていた友人と一般のお客さんに指摘されて気が付くという在り得ないミスをするくらいテンパっていました。

 

お風呂の栓を閉め忘れているのに気が付かないで「お湯なかなか溜まらないなー」と思いながらお湯が排水溝から流れていく様をしばらく眺め続けた経験がある方はいますでしょうか?

もしいたら友達になってください。

 

冗談はさておき、それを目撃してしまったお客さんからしてみれば「とんでもない店に入ってしまった」と思ったことでしょう。

 

当然ですが、その方はそれ以来一度もご来店されておりません。

 

 

 

 

 

そんな具合で、僕は最高の営業で華々しくスタートダッシュを飾る事は残念ながら出来ませんでした。

 

しかし、そのおかげで直すべきポイントはたくさん見つかったので、それを一つずつ解決していくという目標を立てることが出来ました。

 

転んでもタダでは起きるわけにはいかない。

失敗は仕方ない。その結果はもう変えようがないから諦める。

でも、その失敗から何かを得ようとすることは出来る。

 

 

知覚動考

 

 

この言葉は最近知ったのですが「ともかくうごこう」と読みます。

 

知って、覚えて、動きながら、考えるということらしいです。

上手いこと考えるもんだなと思いましたが、なるほどなと。

 

やっぱり自分で経験しないと分からないんですよね。絶対に。

そして思いついたら即行動。分かっていても中々難しいですよね。

 

 

唐突ですが、最近思ったことがありまして、まず ‶大金持ちになりたくない人はいない” と仮定します。

その上で、例えば不老不死になったとして、無限に時間があったとしたら、どんな人だって絶対に大金持ちになることは出来ますよね。

 

めちゃくちゃ勉強して、医者になることだってできるし、経営を学んで起業家にだってなれる。失敗しても、時間は無限にあるから何回でもやり直せる。

勉強が嫌いならアルバイトでもコツコツ毎月1万円ずつ貯金してもいつかは大金持ちになれますよね。

 

でも実際は不老不死じゃないので、時間は限られているわけじゃないですか。

まぁ、目的の物はお金じゃなくても何でも良いんですけど、人間が手に出来るもので、無限に時間をかけられて手に入らない物は基本的には無いと思うんですよ。

 

なら、只でさえ限られたその時間を無駄にするわけにはいかない。

だから動きながら考える。

 

「時は金なり」って何となくは理解した気になっていたけど、真の意味はそういう事なのか!とまた一つ真理の扉を開いた気がします笑

 

 

 

例によって話が脱線しましたが、失敗してもまったく落ち込まないのはいけませんが、やらかしてしまった事をずっと引きずっていても意味がないということですね。

無理やりにでも頭の中を変換して、改善できることから改善していくという事を続けていく事が大切だと思います。

 

そして、そのためのモチベーションを得るには明るい未来を想像するのが一番手っ取り早いです。

現実でどれだけ失敗していても、せめて想像の中でくらい完璧に成功している自分を思い描いたって良いと思うのです。

そして、その現実と想像のギャップを埋めるために頑張るわけです。

 

残念ながら時間は無限には無いので、自分に発破をかけるために制限時間を設けたり、周りの人に言いふらすのも良いかもしれないですね。

 

でも偉そうに書いてますけど、僕自身全然理想の状態とは未だ程遠い所にいます。

 

それでも、もしもこのブログを最初から最後まで読んでくださった方で、いつか自分も店を出したいと思っている方がいたとしたら、全力で応援させてください。

自分の至らない体験談を書いてきただけですが、ほんの少しでも参考になっておりましたら幸いです。

 

もし、お店に来て下さることがあれば色々お話が出来ると嬉しく思います。

 

もちろん、開業を目指していないそれ以外の方でも。

 

 

 

仕事の合間に

 

親しい人との食事に

 

散歩の途中に

 

仕事や勉強をしに

 

本を読みに

 

考え事をしに

 

ちょっと座りに

 

友達とのおしゃべりに

 

そうして、皆さんの日常の中に屋根裏堂が溶け込んでくれていったとしたら、それに勝る喜びはありません。

 

珈琲と日常の屋根裏堂。東京都足立区は綾瀬にて営業中。

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