屋根裏王国物語 第6話【10ヶ月の準備期間-料理編-】

会社を辞めてからオープン予定日まで10ヵ月。

 

この10ヵ月の過ごし方が今後の僕の人生に大きく影響を与えるだろうと心に刻んで、しっかり計画を立てました。

まず、店を出すに当たって、兼ねてから考えていたことの一つが「レストランでの調理経験を積む」ということでした。

 

と言いますのも、僕は新卒から7年間飲食店で働いては来ましたが、基本的にはホールで働いていたので、本格的な調理をしっかり教わったことはほとんどなかったのです。

 

ですから、包丁の扱いや、フライパンの振り方、食材の管理の仕方等、「何となくはわかってるけど、自信はない」という部分を解決したかったんです。

そこで、10ヵ月の内の初めの6ヶ月間はキッチンでアルバイトをしようと決めていました。

 

とは言え、たかだか半年程度の準備期間で一流シェフの技術を継承するなんて無謀な事を考えていたわけでもないです笑

僕はワンオペ営業において、フライパンをあおったり、盛り付けが繊細だったりの「一つの作業に時間がかかる」ような事はなるべく排除するつもりでした。

 

なので、ランチは基本的にカレーとトーストだけで行くと決めておりました。

つまり「ドリンクメインの軽食だけ扱う系のカフェ」をやる予定でした。

 

初めから本格的な料理をするつもりがなかったので、料理における本当に基本的な知識と技術だけしっかり身に付けたかったのです。

その為には、実際に現場で体で覚えるのが一番だということで、東京の丸の内にある大きいレストランと東京駅に入っていた小さいレストランで掛け持ちでアルバイトを始めました。

 

準備期間中はお金を貯める目的もあって茨城の実家に帰っていたので、毎日茨城から東京まで通っていたのですが、

朝の8時頃に家を出て、10時から23時まで働いて終電近くの電車で帰宅するというスケジュールで週5,6日みっちりフルタイム働きました。

正社員で働いていたころよりも働いてました笑

 

なぜ大きい店と小さい店で掛け持ちをしていたのかと言いますと、それぞれのお店ごとに身に着けたい事があったからです。

 

大きい店は丸の内のメインストリートにある、従業員数も多いレストランで、扱っている食材も高級食材が多く、どちらかというとアッパーなお店で、ここでは、前菜場というポジションで、ひたすら色々な野菜を切ったり、処理したりという仕事を料理のプロに教わることが出来ました。

 

小さい方の店は従業員も少なく、駅構内にある店なので、旅行客や観光客、ファミリー等が多い、どちらかというとファミレスに近いタイプのお店でした。

キッチンで働いているのは基本的に2人だけで、ここでは、フライパンを使った調理から、パスタやサラダまで、幅広く色々な事を実際に調理しながら覚えることができ、人数が少ない中でどう効率化していくかということを学べました。

 

大きな店で細かいことをしっかり覚えて、小さい店ではそれを実践に生かす、というような住み分けが出来ておりました。

ちなみにどちらのお店にも、採用の段階で僕が半年程度で辞めてしまうことはお伝えしておりました。

にも拘らず、どちらも応援して下さって、丁寧に色々な事を教えて頂いて本当に感謝です。。

 

週のほとんどはアルバイトをしていたのですが、休みの日はと言いますともっぱらデザートの試作をしておりました。

ここら辺はインスタでも上げたりしていたのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、大分苦戦しました笑

一生分ロールケーキを食べた気がします笑

 

作っては失敗して、作っては失敗して、それでも練習するためにまた作って。。。

しまいには近所の方に配ったりもしました笑

 

この時に試作していた、コーヒーゼリーとシナモン塩チョコパイはメニューにも採用され、多くの方に召し上がって頂いております。

ロールケーキに関しては、あまりにもうまくいかな過ぎて一旦棚に上げることにしました笑

出来ないことに囚われすぎて、他の事が間に合わなくなったら本末転倒だ!という言い訳をしながら笑

 

とにかくデザート(とりわけケーキ)は普通の料理よりも全然難しいということが分かり、パティシエってすごいんだなっていう事を思い知らされたわけです。

 

それでも、料理の方に関してはおかげ様で基本はある程度理解することが出来ました!

まぁ、ランチは基本カレーなんで、あんまり意味はないかもしれないのですが、それでも知っているのと知らないのとでは大きな違いがあります。

まず、自信が付きますし、味付けが上手くできるようになると、色々な事に応用が利きますからね!

ちなみに、シェフに教えてもらったレシピだけでなく、料理本だったり、アプリだったりもかなり参考にしております。

 

半年という期間で実践しながら集中的に身に着けていったので、ほんのさわり部分だけかもしれませんが、軽食しか扱わないお店ならばそれで十分だと判断しております。

 

まぁ、結局夕方以降パスタとか始めているわけなんですが笑

これからもやりながら出来ることと出来ないことをしっかり見極めて、やるからには中途半端なものはやらないで、自信を持ってお金を受け取れるようなメニューをこれからも開発していきます!

 

そして、いつか自家製屋根裏ロールが実現できるようにがんばります笑

 

 

 

次回 屋根裏王国物語 第7話 【10ヶ月の準備期間-物件探し編-】 10月19日更新

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